2013/03/15
注意:腐向け!
ジョジョ4部の方の、仗助×露伴です。
仗露です。
あっっっっっっっっっまあまです。
ベタ甘です。
書きながら吐き気が・・・ (ちなみに私は病んでる死ネタが大好きです。)
まぁ、そんな話は置いておいて。
「・・・よし。これでいい。」
岸辺露伴は手に持っていたペンを床に乱暴に打ち付け、眼前のリーゼントに向かって平手を食らわせた。それが何かの合図だったかのように、凍りついたかのように動かなかった男子高校生の体が「あ?」と動き出した。
「ってぇなぁ! 何しやがんだぁ!!」
「ふんっ! 貴様のせいだぞ!」
「はぁ?」
意味がわからない、と言わんばかりに眉毛を不満そうに歪める。
目は少し潤んでいて、涙目状態。
右手を叩かれたほっぺたに当てながらさする。
いくら少年の特別な能力をもってしても、自らの傷は癒せない。
「いっみ わっかんねぇ~」
そう言いながら床に投げてあった自分の学生鞄を手に持ち、きょろきょろと回りを確認。
リーゼントの象徴的な学ラン姿の男子高校生は言わずもがな、彼である。
岸辺露伴が想いを寄せていた・・・いや、寄せている、東方仗助である。
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岸辺露伴には自覚がある。
自分が恋愛ベタであり、他人との交流がうまくいかない、という自覚がある。
だから恋心を芽吹かせる相手は決まって一般的な常識では理解しがたい人である。
そう、この時も。
露伴の初恋は幼稚園のときに出会った少女であった。
可憐な容姿に不敵な笑顔。彼女の醸し出すオーラが太陽のように暖かかった。
だがそんな少女に恋心を抱いたのは、彼女の家にある事情で預けられたとき。
その時、偶然(と言っていいのだろうか)殺人事件が起こり(偶然のレベルではない。)まさに死がふたりを分かつ時に、初めて恋に目覚めた。
それから小学生にも恋の蕾は期待を込めて大きくなったが、最終的には芽吹かなかった。
中学・・・高校・・・様々な恋模様が露伴にもあった。
だがどれ一つとして、花を咲かせることはなかった。
なぜなら、 どれも全てが常識の範囲では考えられないほど、ありえない、からである。
そんな鬱々とした過去を持つ彼は、今日も一日隠れた恋心の蕾に水を注ぐことを・・・しようとしていた。
の、だが。
ここにまさかのヘビークラッシャー。
空気も何も、ぶち壊して、きらきらと侵入してきた。
だから、
僕の能力でさっきのこと全部忘れろ、馬鹿!
さっき→東方仗助が室内に乱入。理由はわからないが、急いで入ってきたせいか、顔面がお互いぶつかってしまい、その反動で押し倒された。ただ押し倒されたのでなく、マロングラッセのようにとろけるような甘いキスをついでのような軽い感じにされてしまったのだ。
「っぷはぁ! なんでこんなとこにいるんっスか?」
と、しかも反応は薄い。
これに怒らない訳がない。
フローリングの上であることを忘れて、二人の間の空間に絵を書いた。(これも能力)
好きが生まれた内に、ヘブンズ・ドアを発動。
キス、ということに対して仗助がどう思っているのかを。
すると、彼の中身にはその行為に対する反応は一切記されていなかった。
侮辱!屈辱!失態!
三つの言葉が頭に浮かんだ。
怒りの鉄拳曰く怒りの執筆でページに先ほどのことをなかったことにした。
少しだけ胸のあたりがチクリ、としたが、それを気にかけられるほどの正気は残っていない。
もはや怒りのみが露伴を支配した!
と、いうことでついでに一発平手打ちを一番痛くお見舞いしてみました。
どうだ!!
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と、今に至る。
何処にでもありそうなまさに少女漫画の原型とも言えるこのふざけてんのか、と問いただしたい程アホくさい行動。
岸辺露伴は腕を仁王立ちのようにふてぶてしく組みながらチラリと東方仗助をのぞき見た。
くそ。クソクソクソクソクソ、こんな奴に惚れるなんて・・・ ボクはなんてド阿呆なんだろか?!こんなクズ、どこにだって転がり落ちてるクズじゃあないか!
心は仗助に対する恋で燃え上がるよりも、
仗助にとっては理不尽な理由で炎上した。
と、ここで何かを思い出したのか、「あ゛!」と小さく叫んだあとにカバンをゴソゴソと探り始めた。
ここで露伴は気づく。
そういえば、こいつが何言いたいのか読むの忘れてた。
もちろん、何が起こったのか知らない仗助はニコニコで潰れたカバンの中から一枚のCDを取り出した。
そしてその笑顔のまま、露伴の前へとつきだした。
「ほら!みてみるっす!」
自慢げな顔にそそのかされて(可愛いなんて思ってはいない!)突き出された一枚のCDの表紙を(そこまで言うならしょうがないから)確認してやる。
と、
そこには自分の好きなアーティストと、そのアーティストの出した新アルバムのタイトルが載っていた。
「これはっっ!!」
自分以外にこのアーティストを好きな人は少ない。
ましてや何故仗助のような(薄汚いバカでど阿呆な)学生が知っているのだろうか。
「このバンド、どんな感じなんすか?試しに買ってみたんすよ。」
「・・・なんでそんなのボクに聞くわけ?」
「なんでって・・・そりゃ、センセーん家来たときにたまたま見かけたからっすよ、このバンドと同じCDの山。」
「え」
急いで思い出す。
そんなにCDを見られる機会なんて・・・いつあったんだ?
「それで、まぁ、 なんつーか。 あんたが好きそうだから、どうなのかなぁ~って。思って。 ・・・・なぁんすか、その顔。」
いつの間にか口をポカーンと開けていたようだ。
「ああああ!だーかーらー! まだ買ってなさそうなのを、オレが買って!一緒に! って、あ!笑った!今笑ったっすね!ちきしょー! だから言いたくなかったんすよ・・・」
いつの間にか、大口開けて、腹を抱えて、笑っていた。
こいつが、こんな、乙女みたいな、ことを、 と思うと、先程までに感じていた感情がまるで嘘かのように消えていった。
「あはははぁ・・・あー 笑った。 そうか。そうだったのか。 うんうん。 君がそこまでいうなら仕方がない。」
CDを仗助の手から取り、開ける。
ラッピングのビニール以外は未開封だったようで、新しいCDの機械臭い匂いがする。
手に取り、CDプレイヤーの中に入れる。
「生憎、ボクの家には携帯用CDプレイヤーしか今ないんだけど。いいかな?」
「・・・知ってるっすよ。」
そう言って、片方のイヤホンを片方ずつ耳にさした。
寄り添いながら聴くハードなサイケデリックロック。
リビングでは本当は書きたくないけど書いた原稿。
もはや存在しないボクの家の半分。
燃えてしまった家と、萌えるこの心。
全部こいつのせいです。
慰謝料:総額お小遣い三ヶ月分で我慢してみました。
(新しいCDプレイヤー(置くタイプの奴)を買ってもらった。)
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と、まぁ、こんな感じです。
はい。
え?きもい?
はははははははははははは
ですよねー ハイ。
ごめんなさい。
けど仗露はこんな関係が一番好きです。
こう、好きだけど好きって言えない、青春みたいなwwwwww
何言ってんだわし。
ここまですいませんでした。
終わり!