2012/08/21

必死にその無様な行為を行った。
薄汚れた倉庫の埃と泥が茶色い染みを服に作り出す。クリーニングに出したばかりの制服は、柔軟剤の香りを残さず汚くなってしまった。

意味のわからない行為、ケイネスは怒りに震えた。

「おい、どうした?」
と一人が煽り始めた。先程まで自らの陰茎に押し当てていた頭を乱暴に掴み上げた。
グイッと食いぎみに二人は顔を寄せた。
充血し始めていたケイネスの目に一瞥してから鼻で高らかに笑った。

「何 が、おか・・・しい・・・?」
残り僅かな体力を絞り出して口を開いた。

相手はそれを聞いて、口端を歪に歪ませた。
「何って、ははっ!あははは!」

すると他のやつらも笑い出した。下卑いた笑いは倉庫に満ち、暴力的にまでなった。
笑いと共に拳が振り落とされた。
鈍い音をたてながら落下していった頭は反動的に体までを打ちのめした。まるでサッカーボールの様に跳ね返った体をみて、3人は笑い呆けた。


充満する汗と性と泥と埃の臭い。
ケイネスは気を失った。